◆自費出版書について「自費出版」とは、文字どおり「自分の書いた原稿(作品)を自ら費用をもち本にして出版することです。多くは頒布価格を付けずに「私家版」「限定本」として、限られた人に配付されていますが、近年は、その出版目的と原稿内容の多様化により、さまざまな形態の自費出版書がつくられるようになりました。
その状況に伴い、実情にそぐわない営業過剰な出版社も現れ、トラブルケースも増えてきています。
「かながわ自費出版の会」では、自費出版希望者に出版の目的や費用に見合い、またしっかりと編集された本づくりができるように、自費出版書の制作例を多く手にとって見てもらう「場」をつくり、また経験豊富な編集者による自費出版セミナーや相談会を開催しています。
自費出版書の内容は玉石混交ですが、プロの書き手ではない一般の人々が創り上げる自費出版書はまさに各地域から生み出される地域文化、出版文化の一翼を担うものではないでしょうか。
◆神奈川に関する内容の本や神奈川在住もしくは出身の人が自費出版した本は、郷土史や地域史に限らず、小説、詩歌、自分史、紀行、研究書、漫画、写真集、絵本、童話などバラエティーに富んでいます。年間2〜3回のフェアと常設書店でご覧ください。
県内の協力書店に専用のコーナーを設けましたので、是非とも手にとってご覧ください。